ただのOLが役員に昇格?簿記2級を取って転職したら成り上がれたケース

今、就職に有利な資格は何かと聞かれたら、間違いなく介護職の初任者研修と宅建と答える人がほとんどではないでしょうか?

しかしながら、日商簿記検定の受験者数は今も昔も変わりなく、多くの未経験者が臨んでいますよね。

私自身、ブルーカラーからホワイトカラーへの転職時、簿記検定を取得して臨みましたが、そこには惨憺たる結果が待っていまいた。

実務経験がなかったのです。

会社が倒産して簿記検定2級にチャレンジした40代女性

長い間会社勤めをしていましたが、48歳のときに知人と共に起業して役員に就任し、51歳になって今度は個人で独立して、現在フリーランスのコンサルタントとして働いています。

私が取得して役立った資格は、日商簿記2級。

資格を取ったのは43歳の時ですが、当時勤めていた会社が倒産して職を失いハローワークに通ったのがきっかけ。

本来ハローワークでは、求人情報をあれこれ閲覧することが出来ます。

しかし当時の私は事務職を希望して探しましたが、事務職は30代までの求人が多く40代向けは全くありません。

それには大変ショックを受けましたし、唯々悲しかったですね。

しかし、そんな中で経理だけは年齢は問わない、むしろ経験者を求める求人が多いことに気づいてしまいました。

経理ならば、年齢は問われないのだと少し希望を言焚きましたが、その求人の大半は、経理は実務経験があるか簿記2級資格取得者が条件。

これは諦めるしかないかと考えましたが、ふと今からでも遅くはない簿記の資格を取ってみようと一念発起して43歳で資格を取るに至りました。

そして資格を取った後は、ハローワークに再び参戦。

経理の求人は、資格がないときは応募すらできませんでしたが、とりあえず応募は出来るようになりました。

そこで張り切って応募をするのですが、なんと実務経験がなくなかなか面接にまで至りません。

せっかく資格を取ったのにと落ち込んでいたら、偶然にも、知り合いの記帳代行会社の社長からお声がかかりました。

記帳代行の会社では日々、仕分け作業をしているので、簿記の資格があるのならって雇ってもらうことになりました。

そして、記帳代行の会社で3年働いた後、その会社の役員が新たな会社を作ることになり、私は経理担当の役員として一緒に独立することになりました。

その会社では3年間経理の実務経験に就くことが出来ました。私の場合、本当にダメもとで、簿記の資格を取ったことが、実際に就職の場でこんなに大きく役に立ってしまいました。

簿記の経験ゼロから1日10時間以上も猛勉強を開始した

私の簿記2級資格の勉強は、Z会の通信講座を受講しました。

Z会は、娘が大学受験の通信講座を受けていたので親しみがありここに決めました。

入金するとさっそく、教材が届きましたがその時すでに試験の3カ月前。

簿記を一切知らない人間が、たった3カ月で合格率30%の簿記2級に合格しようなどあまりに無謀でしたね。

けれど当時の私は就活中で出来るだけ早く資格が欲しく、もし落ちても次の試験は4か月後にあるので、すぐに再チャレンジが可能でとりあえずは頑張ってみることにしました。

そして教材が届いた日からは、睡眠と食事の時間以外はひたすら簿記の勉強です。

1日最低10時間は、勉強しました。

それでも簿記2級の範囲を全て学び終えたのは、試験の2週間前でしたね。それから慌てて模試を解いてみましたが、なんと100点満点で20点。合格点は60点なので全く足りません。

以後の2週間ひたすら模試を解き続けたところ、試験日前日にようやく合格点の60点を取れるようになりました。

とは言え、60点では試験はもはや一か八かって状態。

ですので案の定、本試験ではパニックになり終わった瞬間にこれは落ちたなと思いました。

そしてその通り1回目は、不合格でした。

この試験を受けてみて、つくづく思ったのが、当日はどういう問題が出るのかが全く予測できず、試験がとても怖くていざ試験が始まるとパニックになったので、これが敗因ですね。

ですので、次の試験ではそうならないよう、事前にどの問題が出るのかをある程度予測して、強気で試験を受けられるように準備することが大事だと考えました。

そして、次の試験までは徹底的に過去問題を分析し、予測を立てました。

結果、次の試験では予測が驚くほど的中し、自己採点で98点を取ってしまいました。我ながら、終わった瞬間に合格したと思いました。

もちろん、結果は無事に合格しました。

40代が日商簿記2級の取得に要した費用はたった2万円

私が使ったZ会の通信講座の教材は、テキストは商業簿記が1冊、工業簿記が2冊の合計3冊、他にミニテストと模試が数回分ととてもシンプルなもの。

お値段は当時で2万円くらいで、かなりリーズナブルでしたね。

ただ安いからか、テキストもあまり文章は多くなく、読みやすいと言えば読みやすいのですが複雑な問題では解説が物足りない感がありました。

それでも1回目の試験のときは、Z会のテキストとミニテスト模試だけで挑み、自己採点で合格ラインの60点に少し足りないくらいの結果。

予備知識も全くなく、たった3カ月、時間にして1日10時間の約90日、約900時間です。

我ながら、よく頑張ったと感心しましたね。

2回目の試験は4か月ありましたが、全体の内容は掴んでいたので、勉強時間はぐっと減って最初の2か月は軽い復習だけの1日1時間程度で60日。

後半の2か月は、模試を中心に1日2時間程度で60日、合計で180時間程度になりました。

教材も、2回目はZ会のテキストや模試は使わず、TAC出版の「合格するための過去問題集」を2,000円くらい出して買ってきて、12年分の過去問をひたすら解き、更に出題傾向を分析して、予測を立てることを重視。

この戦略が当たって、2回目の試験は自己採点で98点の高得点を取ることができました。

この経験で、つくづく、勉強はただがむしゃらにするのではなく、戦略を持ってすることが大事だと学びました。

日商簿記2級に初挑戦するなら模擬試験を受けるべし

自分の経験を通して、皆さんにアドバイスをするとすれば、まず難易度について、簿記の知識がない方が簿記2級をいきなり挑戦して合格するのは、なかなかハードルが高いですね。

勉強時間としては、最低でも4か月、時間にして1,000時間は軽く必要です。

ですから、時間を確保することが最も大事ではないでしょうか?

また勉強の仕方については、私自身の反省でもありますが、理解が浅くても、とにかく早めに全体を学んでしまい、後はひたすら過去問を沢山解くことで、問題に慣れることが大事。

問題に慣れると、徐々に出題パターンが見えてきますので、それが見えてくると少しずつではありますが、自信がついてきます。

試験で一番大事なのは、自信であり、自信があれば少々難しい問題が出てもパニックにならずに対応できます。

自信がないと、試験の時に少し壁に突き当たっただけでパニックになり、これが簿記の場合は致命傷になります。

というのは簿記は、問題の数が少なくストーリーのようにして問題を解くので、1か所でパニックになると気持ちを切り替えられず、大きく点を失う可能性があります。

ですので、当日はパニックにならない自信をつけること、そのために問題の傾向を感覚として掴んでおくことが、とでも大事ですね。

過去問題については、購入された教材だけでなく、市販の過去問題を数冊買って併用される方がよろしいかと思います。

尚、簿記については、長らく内容が大きく変わらない試験でしたが、昨年、特に2級については内容が大きく変わりました。

私も思わずチャレンジしてみましたが、変わった部分は、過去問題には殆どない範囲が出ちゃいましたね。

過去問題にない範囲については、予想問題を購入したり、予想に関する情報を沢山仕入れるなどして、準備をしっかりして挑まれた方がよいでしょう。

それでは、皆さんのご健闘をお祈りします。

OLが簿記に挑戦して役員にまで成り上がった話まとめ

最後に要点を纏めておきますので参考にしてください。

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経理未経験から簿記検定にチャレンジして、見事実務経験を積めてしまった良い事例でした。しかも40代って、ちょっとスゴいな。

私の場合、簿記の経験はパートやアルバイトで積みました。

挑戦し続ける限り、チャンスは舞い込んでくるものです、是非チャレンジしてみてくださいね。