電気工事士未経験の40代がビル管理会社に転職できた理由は資格取得

40代になって転職活動した際、世間の冷たさに絶望したことはありませんか?

私は経験が少なすぎるって理由で10社連続で面接落ちした辛い経験がありますが、そういう時に転職の武器になる資格があったらなぁって思っていました。

超難関の国家資格を持っていたら堂々とアピールできますが、取得するのに何年かかるのかも分からない。

お金がないのに、そんなリスクは冒せませんよね?

そんな中で、割と簡単に取れると話題の資格が第二種電気工事士です。

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電気工事士未経験の40代が正社員を目指して初挑戦

電気工事士未経験の40代が正社員を目指して初挑戦

こんにちわ!現在、ビル管理職でサラリーマンをしている田中と申します。

41歳で転職、現在4年目で45歳になりました。

大学を卒業して、地方都市で就職もせずアルバイトを転々。

地元に戻り、40歳を超えて何の資格も経験もない人材は就職ができない厳しい現実を突きつけられました。

特にやりたい仕事はありませんでしたが、接客はしたくなかったのとアルバイトで施設管理の仕事が楽だったのでホテルや大型施設の施設管理職を探して応募。

しかし、経験がない・資格がない理由で、面接受けた会社は全て落ちる無残な結果です。

そこで私が取った行動は、「経験はないけれど、取得できる資格を取ったら行けるんじゃね?」って安易な考えでした。

ビル施設管理職への転職に強い資格で調べると、第二種電気工事士という資格があると知って、すぐに勉強に取り掛かりました。

第二種電気工事士って何気に国家資格なんですよね。

6か月の学習で一発合格。

自分の履歴書の保有資格欄に、第二種電気工事士と記入できた時は嬉しかったですね。

そこから、ヤル気スイッチが入って転職活動開始。

実際に転職活動をして思ったのは、資格があるとないのとでは、書類選考の通過率が違うことですね。

そこで、現在働いている会社の面接に引っかかり、経験はないけれど、資格があることで採用通知をいただくことができました。

第二種電気工事士を取得したことで、転職の役に立ったことが証明されてしまいましたね。

実際にビル管理職では、簡単な電気工事をする場面も多く転職してからも様々な面で実務上役に立った資格でもあります。

電気工事士未経験の40代はスキマ時間を活用して猛勉強

電気工事士未経験の40代はスキマ時間を活用して猛勉強

生活があるので、アルバイトをしながら空いている時間を使って第二種電気工事士の資格を取得。

第二種電気工事士は、筆記試験と実技試験があります。

まず、筆記試験があって、その1か月半後に実技試験があります。

筆記試験に合格しなければ、実技試験を受けることができませんから、まずは筆記試験に合格することが大事です。

とは言っても、筆記試験はそれほど難しくもありません。

だって、50問中、30問正解すれば合格なんですから。

文系の人は、電気数学の問題は難しく感じるかもしれませんが、電気の道具を覚えるだけで点数がとれる問題もあり筆記試験に関しては、それほど難しく考えなくても良いかもしれません。

問題なのは、実技試験ですね。

これは、実際受けてみて慣れが重要だなと感じました。私も、筆記試験は一発合格でしたが、実技試験で一度落ちています。

でも、一度筆記試験に合格すれば、次の年は筆記試験が免除になるので、そのような面でも取りあえず、筆記試験に合格することが重要です。

実技試験は、実際に電気の配線をする試験で制限時間は40分。

問題は事前に候補問題が13問公表され、筆記試験はその中から1問出題されます。

つまり、事前に出る問題が分かっているのです。

となると簡単そうに思えますが実際に試験を受けた時は緊張して何回もミスをしてしまい、最終的に時間が足りなくなって焦って施工したところ配線ミスで不合格になってしまいました。

翌年は、試験の雰囲気が分かっていることと、自宅で公表された問題を完璧に練習していったので何とか合格することができました。

電気工事士未経験の40代がの取得に要した費用は3万円

電気工事士未経験の40代がの取得に要した費用は3万円

私は学生時代は文系で第二種電気工事士の筆記試験は不安でしたが、本屋に置いてある参考書を1冊・過去問を1冊購入して空いている時間に勉強することで何とか対応できました。

テキスト購入費で、3,000円程度です。

最初は、よく分からないことが多かったのですが、まあそれほど難しくありません。

私の場合、筆記試験では50問中40問は確実に合ってました。

筆記試験に関しては、このくらいで十分ですが、問題は実技試験です。

第二種電気工事士の実技試験は経験者ならそれほど難しくはないのでしょうが、私のような未経験者には時間的にかなり難しい試験でした。

この実技試験の対策には、少し費用がかかります。

まず、試験を受けるためには、以下の工具が必要です。

ペンチ、ドライバー(プラス、マイナス)電工ナイフ、リングスリーブ用圧着工具、ウォーターポンププライヤー、スケール。

これがないと、試験さえ受けることができませんからね。

あとは、絶対に持っていた方が良い工具があります。VVFストリッパーです。

これは、電線の被膜を簡単に剥ぐことができる工具です。

これがあると、かなり作業のスピードが上がるので試験で役に立ちます。

工具はひとつずつ揃えても良いですが、第二種電気工事士試験用のセットが、10,000円前後で購入できますのでオススメですね。

あとは、練習用の電気資材・公表問題の解説参考書が必要になりますが、筆記試験用参考書が3,000円、実技試験用の工具が13,000円、解説DVD付きの公表問題が2,000円程度、練習用の電気資材が10,000円ほど。

それでも合計で28,000円くらいでした。

たった、3万円弱で国家資格取れるって、すごくないですか?

電気工事士未経験の40代でも一発で合格して活躍中

第二種電気工事士を実際に取得した感想を言えば、しっかりと準備をすれば簡単に取れる資格ですが持っていると転職に役に立つ実にコスパの良い資格。

第二種電気工事士は、簡単な試験で誰でも取得することができると言う人がいます。

確かに、第二種電気工事士は、さほど難しい資格ではありません。

ですが、難しい資格ではありませんが油断していると落ちます。

実際に私は、実技試験で一度落ちていますからね。

特に私と同じように、電気工事はやったことがないけれど、第二種電気工事士の資格にチャレンジしている人は、試験を受けると40分がものすごく短く感じてしまいます。

実技試験対策は、とにかく数をこなすこと。

世の中には、器用な人もいれば不器用な人もいます。

不器用な人が、電気配線の施工など細かい仕事をするのは大変ですが、克服するためにはとにかく数をこなすこと以外方法はありません。

公表問題が13問、事前に出題されるので最低でも2回ずつはやって欲しいですね。

不器用な人は、3回ずつやればほぼ合格できるレベルに達するはずです。

第二種電気工事士は、1年に1回しか受けることができませんから、できれば一発合格したいものですよね。

ぜひ、頑張ってください。

電気工事士未経験の40代がビル管理会社に転職した話

最後に要点をまとめておきます。

電気工事士概要

  • 分野:電気
  • 種類:国家資格
  • 勉強:講座・通信・独学
  • 合格率:36.7%
  • 検定料:9,600円

電気工事士は私も持っていますが、合格のキモはズバリ実技ですね。

何度も何度も想定問題を繰り返しておけば当日焦ることもありませんから。

割と簡単に取得できる第二種電気工事士は、オススメです。